2012年12月23日日曜日

イーギャランティ(8771)の株式売り出しについて

このあいだの株式売り出しについて自分なりにいろいろ調べて考えてみました。

いくつかの機関投資家から418700株の売り出し(1株1433円)、
といっても直接機関投資家が市場で売るのではなく、引き受け人の各証券会社がいったん買い受けて、売り出すわけです。
その証券会社は1株1314.2円で買い受けるので、その儲けは
(1433-1314.2)*418700=49,741,560円
つまり、5千万円近い金額をノーリスクで儲けることができるわけです。
まったくおいしいとしかいいようがない。

そのほかにオーバーアロットメントの分があります。
これは、それ以上に需要がある(つまり買いたい人が多い場合)ときに、売り出し価格と同じ価格でもう少しだけ売り出すことができる、というものですな。

今回、46500株がこの追加売り出しの分になります。
これは、証券会社が大株主から、株を借りて売るものなので、実質空売りになるわけです。
空売りといっても、証券会社はリスクがあれば、そんな空売りなんぞしないので、売り出し価格で買い戻せる権利を取得しておきます。
これがグリーンシューオプションというやつですな。

さて、売り出し株が受け渡された後、株価がこの売り出し価格を上回った場合、証券会社はこの追加売り出し(オーバーアロットメント)した株の代金をそっくりそのまま、株を貸してくれた大株主に返します(これがグリーンシューオプションの行使というわけ。なんのことはないですなあ)

株価が売り出し価格を下回った場合、証券会社は市場で株を買い戻して大株主に株を返します(これがシンジケートカバーっていうやつです。難しい言葉使ってますが、空売りの買戻しですな)
たとえば、今回株価が1350円になっていた場合、証券会社が市場で株を買い戻せば、
(1433-1350)*46500株=3859500円
の儲けになるわけです。

売り出し価格を上回れば、オーバーアロットメント分の代金を株を貸してくれた大株主にそのまま受け渡せばいいだけだし、下回れば、上記の差額が儲かる。
ほんと証券会社はいい商売としかいいようがない。

ところが、オーバーアロットメント分の株を貸した大株主にとっては、大問題なわけですな。売り出し価格を上回れば、現金がもらえるが、下回れば、株が返ってくるだけ。

今回はどうなんでしょうか?
グリーンシューオプションの行使期間は12/17~12/21でした。

日付始値高値安値終値出来高調整後終値*
2012年12月21日1,3851,4001,3211,359104,5001,359
2012年12月20日1,4151,4151,3821,39073,7001,390
2012年12月19日1,4121,4371,4121,42548,8001,425
2012年12月18日1,4301,4501,4011,42385,6001,423
2012年12月17日1,4551,4641,4321,436112,6001,436


これを見ると12/21には思いっきり下回ってきてます。出来高も10万株以上あるので、この日に買い戻したんでしょうか?
自分が証券会社なら、損はしないんだから、ぎりぎりまで待って買い戻せばいいやって思うから、やっぱり12/21ですかね。

12/17~12/18は売り出し価格の1433円を上回っている時間が長かったので、売り出しで買えた投資家の売りが多かったということでしょう。でもその後はだらだら下げてますなあ。

浮動株は
5051000*14.9/100=752599株
つまり75万株で、そこに418700株が還流してくるわけだから、需給だけからすると、だらだら下げがしばらく続くということでしょうかね~(もちろん上方修正とか出れば、別ですが。)

さあ、この先どうなるんでしょうか?






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